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電気工事の屋内配線!業者選びのポイントと成功の秘訣



オフィス(店舗)を開設する上で、考えなければならない”内装”。 と同時に、コンセントや照明器具の個数、配置など”屋内配線”も。 屋内配線を間違えると、空間が過ごしにくいものになってしまいます。 しかし、屋内配線のような電気工事には専門的な知識が必要なもの。

素人だけでは考えられませんし、まして施工なんて絶対にできません。 だからと、電気工事の業者に任せっきりというのも問題があります。 空間に大きく影響するからこそ、明確な目的を持って進める必要が。

そこで、今回は電気工事の屋内配線について詳しくご紹介しましょう。 業者選びのポイントから、成功の秘訣までぜひ参考にしてみてください。

1.電気工事の屋内配線って何してる?
 

オフィス(店舗)を開設するのに”屋内配線”は欠かせないものと言えます。 ただ、電気工事の屋内配線と言われても、大抵の方はあまり知らないものです。

屋内配線の種類

まず、以下に屋内配線の種類についてまとめてみました。

VVFケーブル

”600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形”と呼ばれるもの。 屋内に引き込まれた電線を、各所に配線するためのケーブルです。 2芯・3芯・4芯など本数があり、主に低圧配線に使用されています。 電気工事の屋内配線だとVVFケーブルが基本的に配線されます。

テレビケーブル

その名の通り、テレビアンテナからの電波を伝送するためのもの。 ”同軸ケーブル”とも呼ばれ、屋根裏からテレビまで配線されます。 3C・4C・5Cなど直径によって種類があり、配線する距離によって使い分けが。 最近ではLANからでもテレビが見れるので、あえて配線しないこともあります。

LANケーブル

”ローカルエリアネットワーク(限られたネットワーク)”を構築するためのもの。 パソコンやサーバー、複合機やビジネスフォンなどの機器を接続するのに使われます。 また、外部からインターネット回線を引き込み、屋内の各機器と接続するのにも。 屋内配線は”有線”ですが、無線LAN機器を使って電波で接続するのも可能です。

電話ケーブル

NTTなど、電話会社の提供する電話回線を利用するためのもの。 一般的にはアナログ回線とデジタル回線の2つだけですが、ネット環境を利用した”光回線”も。 アナログ回線とデジタル回線は音声を0と1のデジタル信号としてやり取りするものです。 また、光回線はインターネット回線を利用するので、電話回線がなくても利用できます。

コンセント配線

コンセントを設置し、電力供給できるようにするための配線のこと。 屋内に引き込まれた電線は、各コンセントの設置位置まで配線されます。 基本的に屋内配線さえされていれば、コンセントはどこにでも設置可能です。 ちなみに、コンセントとテレビジャック、LANジャックはひとまとめにされることが多いです。

スイッチプレート配線

照明や換気扇など、別の機器を作動させるためのスイッチの配線のこと。 照明や換気扇など機器ごとに対応する1つのスイッチが屋内に設置されます。 各スイッチから各機器まで、屋内配線によって有線で接続する訳です。 ただ、最近では”無線式”も登場し、屋内配線しないこともあります。

照明配線

照明器具を配置、電力供給するための配線のこと。 屋内に引き込まれた電線は天井や壁に、シーリング(配線器具)にまで。 シーリングは規格品なので、家電量販店にある照明器具を取り付けられます。 コンセントと同様に、配線さえされていればどこにでもシーリングは設置できます。

インターホン配線

インターホンに電力供給する、子機(屋外)と親機(屋内)を接続するためのもの。 屋内に引き込まれた電線は子機と親機に、それぞれはLAN配線などで接続されます。 配線には2線と4線の2種類があり、音声のみや動画ありなど情報量に応じて異なります。 また、最近では無線方式も登場し、機器同時にまで屋内配線しないこともあります。

屋内配線の主な作業内容

屋内配線の種類は多く、中でも電気工事がほとんどを占めています。 では、電気工事における屋内配線の主な作業内容を見ていきましょう。

天井裏まで電線を引き込む

まず、電柱から屋内にまで、一般的に天井裏にまで電線を引き込みます。 屋内に引き込まれる電線は、空間すべての電力供給を担う重要な配線です。 ステップやサドルと呼ばれる専用の器具を使い、天井裏にしっかり固定されます。 ちなみに、電線だけでなく、電話回線やネット回線なども同様に引き込まれます。

ケーブルの分岐点を作る

次に、天井裏から各部屋に向けて、ケーブル(配線)の分岐点を作ります。 屋内に引き込まれた電話線は1本のみと、そのままでは使い勝手が悪いです。 その為、要所ごとに分岐点を作り、ケーブルを枝分かれさせて配線させます。 ひと昔前までは銅線をより合わせていましたが、最近は専用のコネクターがあります。

電線を各所につなぐ

最後に、屋内配線した電線を、各部屋にある各機器につないでいきます。 例えば、コンセントやスイッチプレート、照明器具など電力を必要とするもの。 電圧によっても異なりますが、基本的に配線さえされていれば何にでもつなげられます。 配線されていないと供給できないので、できるだけ広範囲に配線するのが一般的です。

2.電気工事の屋内配線は専門業者に
 

最近では”DIY(日曜大工)”に注目が集まり、素人が施工をするようになりました。 では、電気工事の屋内配線は、素人でもDIYに挑戦してもいいものなのでしょうか?

電気工事には”電気工事士”の資格が必要

結論から申し上げると、電気工事には”電気工事士”の資格が必要です。 電気工事士とは”電気工事士法”によって定められた国家資格の一種。 電気工事の業務に従事するため、実際に施工するためには必須の資格です。 コンセントの設置でも、無資格で施工すると法律により罰せられる可能性があります。

もちろん、電気工事士の資格さえ持っていれば、誰でも施工することは可能です。 もしどうしても屋内配線したいのであれば、資格取得に挑戦するのがいいでしょう。 電気工事士には一種と二種があり、二種は難易度が低いので狙い目です。

素人工事は大事故につながる危険性も

電気工事を素人がやるべきでないのは、ただ法律違反になるだけではありません。 日本で一般的に採用されているのは100Vと、世界的には低めです。 しかし、電気は目に見えないもので、ちょっとしたことで簡単に感電します。 100Vが低いとされていても、万が一にも感電すれば臓器を損傷してしまうことも。

その上、屋内配線は外から見えないもので、適切に施工しないと事故のもとに。 素人工事により配線同士が接触し、内部で発火してしまうこともあるのです。 事実、過去には配線ミスにより火事に、大事故につながった事例はあります。 「コンセントくらい」と思わず、ちょっとしたことでも専門業者に依頼するのが安心です。

3.電気工事の屋内配線の流れ
 

電気工事の屋内配線は法律のため、安全のためにも専門業者に依頼してください。 では、実際に専門業者に依頼したとして、屋内配線されるまでの流れを見ていきましょう。

お問い合わせ

オフィス(店舗)が決まったら、まずは業者に”お問い合わせ”をしましょう。 電話やメール、ファックスなどからお問い合わせができます。 自社サイトにチャット機能があり、リアルタイムでやり取りできることも。 顧客情報や依頼内容など、オペレーターの質問に答えるだけで大丈夫です。

見積もり

お問い合わせの内容に合わせて、業者から”見積もり”が提出されます。 先述したお問い合わせのみのこともあれば、実際に営業担当が訪問することも。 業者の営業担当に直接相談できれば、より詳しい要望を伝えることが可能です。 もし近くに営業所があるのなら、連絡した上でこちらから訪問するのも1つの手です。

ご契約

見積もりの内容に問題がなければ、業者と”ご契約”となります。 見積もり内容をもとに、営業担当とともにより詳しい施工内容を詰めることに。 1度で決まることもあれば、2度,3度とやり取りを重ねることも珍しくありません。 あくまで見積もりの内容に、営業担当の対応に納得してからの契約です。

図面作成

無事に契約となれば、いよいよ施工に向けての”図面作成”に入ります。 オフィス(店舗)の図面と照らし合わせながら、コンセントなどの配置を。 各機器のおよその配置を決めた上で、電線などの屋内配線を作成します。 デスクやパソコン、複合機などをどこに配置するのか考えると決めやすいです。

屋内配線

図面までできたら、施工担当者が図面の通りに施工を進めていきます。 まずはコンセントやスイッチなどを配置するためのボックスを。 各ボックスに向けて配線し、電力供給できるよう結線するのです。 ちなみに、この段階ではまだ壁も天井も張られていないのが一般的です。

内装仕上げ

屋内配線の電気工事が完了したら、まずは”内装仕上げ”を行います。 天井や壁に断熱材を、ベニア板や壁紙など化粧材を張っていく作業です。 各所に穴(ボックス)は空いているものの、ほぼ完成した状態と言えます。 ここまで来ると変更は難しいので、変更箇所があるのなら配線前に伝えましょう。

各設備接続

内装仕上げが終わったのなら、次は”各設備接続”をしてしまいます。 コンセントやスイッチ、シーリングなどをボックスに接続していくというもの。 すでに屋内配線の段階で形があるので、ほとんどはめ込むだけの作業です。 内装仕上げ、各種設備接続までできれば見た目には完成した状態です。

電線引き込み

屋内配線から各設備接続までできたら、屋内にまで”電線引き込み”です。 電線引き込みを最後にするのは、万が一にも感電などの事故を防止するため。 もしすでに電線引き込みされているのなら、完全に遮断してから作業します。 ちなみに、各部屋まで電力供給する”分電盤”を設置するのもこの段階です。

電力申請

屋内配線から屋外まで、施工が無事完了した時点で”電力申請”します。 電力会社に電力申請し、電力会社の検査員の審査に通過して初めて通電に。 電気工事を依頼した専門業者、または工務店などが代理で申請してくれます。 もしここまでの作業を無資格でしても、まず電力申請には通らないでしょう。

お支払い

電力申請に通過して通電となれば、最後に”お支払い”となります。 契約書に記載された振り込み期日までに、忘れずに振り込んでおきましょう。 業者によって異なりますが、一般的には引き渡しから1,2カ月が期限です。 万が一、遅れる可能性があるときは、理由を添えて説明しておきます。

4.電気工事の屋内配線の料金相場
 

先述した内容から分かる通り、電気工事の屋内配線というのは大掛かりなもの。 電気工事士という国家資格が必要なことから、専門分野であることも確かです。

だからこそ気になるのが、電気工事の屋内配線の料金相場です。 オフィス(店舗)に必ず必要なものだからこそ、あらかじめ予想しておく必要が。

  • 屋内配線…1万円/区画
  • 設備工事…5千円/箇所
  • 人件費…1.5万円/人

コンセントやスイッチ、照明などを含めると15万円〜20万円前後といったところです。 ただし、上記はあくまで料金相場と、業者によってはより高く設定しているところも。

高いからといって損ということではなく、他のサービスを手厚くしているところも。 ただ料金の高い・安いで判断するのではなく、総合的に検討することが大切です。

5.電気工事の屋内配線の業者選び
 

料金相場しかり、サービス内容しかり電気工事の屋内配線は業者選びが重要です。 そこで、オフィス(店舗)の電気工事、屋内配線を任せる業者選びのポイントをまとめました。

相見積もりを取る

業者選びでもっとも大切なのは”比較する”こと。 「営業所が近いから」、「訪問営業されたから」などで決めてはいけません。 少なくとも2社以上、できれば3社以上から”相見積もり”を取りましょう。 相見積もりとは複数社に対して、同じ内容で見積もりを取ること。

内容が同じなので、見積もりを比較すれば業者のことがおよそ分かります。 概算で済ませるところではなく、できるだけ詳しいところを選んでおくと安心。 見積もり段階では無料なので、納得するまで何社でも請求するのがいいです。

第一印象を大切にする

見積もりを取るとき、ほとんどの場合で営業担当が顔合わせに来ます。 営業担当の身なりはどうか、挨拶の仕方や話し方はどうかなど。 ”第一印象”で人となりを気に入れるかどうかも大切にしてください。 というのも、営業担当というのはその業者にとって顔的な存在です。

営業担当の”印象が悪い=業者の対応も悪い”という可能性が。 業者もそのことを理解しているからこそ、適切な指導をしているはずです。 少なくとも2,3カ月、一般的には半年近く付き合うことになります。 これから何度も顔を合わせるからこそ、第一印象というのは重要なのです。

営業所が近くにあるか

これから何度も合うからこそ、”営業所”は近くにあった方が便利です。 また、電気工事の屋内配線というのは1回ではまず終わりません。 事業の拡大に、空間の模様替えなどで再依頼することがあります。 電気工事のたびに、また新たに業者を探すというのは手間です。

その点、信頼できる業者が近くにいれば、とりあえずそこに依頼するだけ。 業者のお得意様になっておけば、意思疎通も値引きもしてもらいやすいです。 ただ、問題のある業者と付き合う必要はなく、すぐ別の業者を探すべきです。

拡張性のある提案か

先述した通り、屋内配線というのは事業の拡大などで再依頼するものです。 しかし、再依頼のたびに、壁や天井を剥がしてとしていたら大掛かりなものに。 工事費がかさむ上に、大掛かりな工事中は普段の業務に影響します。 だからこそ、業者には将来にも対応できる”拡張性のある提案”を求めたいもの。

ただ顧客の要望通りに配置するのではなく、さらに有意義な提案のできる。 例えば、「ここに配線しておくとより使い勝手が…」など提案できる業者は信頼できます。 もちろん、最終的な決定権は顧客にあり、強引すぎる営業担当には要注意です。

アフターフォローの範囲

電気工事の屋内配線というのは、人間が施工するだけにミスは起こるものです。 また、配線や機器は劣化するもので、長年使っているうちトラブルも。 接触不良を起こしたり、破損したりして定期的な点検も欠かせないでしょう。 業者には幅広い”アフターフォロー”を、将来的な安心感を求めたいもの。

正直、アフターフォローの不十分な業者は、自信のなさの表れと言えます。 万が一のときに、必要な補償を得られない可能性が高いのでおすすめできません。 どこまで補償してくれるのか、アフターフォローの範囲についても確認しておくべきです。

ネット上の口コミはどうか

ネット社会と言われる現代において、大半の業者は自社サイトを開設しています。 ネット上には様々な口コミサイトがあり、各業者を評価しているものも。 取捨選択には慣れがいりますが、大抵の情報はネット上で取得できるほどです。 つまり、電気工事の業者についてもネット上に口コミのある可能性が。

「業者名 口コミ」などと検索するだけと、簡単に口コミを検索できます。 口コミがいいのはもちろん、どう悪いのかまで内容を確認して見るのも良いです。 見積もりを取る前段階として、口コミをチェックしておくと1つの判断材料になります。

6.電気工事の屋内配線を成功させるには
 

電気工事の業者が決まったとしても、思い通りの屋内配線ができるとは限りません。 大切なのは”依頼主と業者が一緒になって”、空間作りに取り組めるかどうかです。

コンセント類は多めに設置しておく

屋内配線をする上で、まずおすすめしたいのは”コンセント類は多めに”しておくこと。 というのも、コンセント類というのはちょっとしたところにも意外と必要なもの。 完璧な図面にしたつもりでも、いざ施工してみると「ここにも…」と欲しくなるものです。 しかし、すでに施工してしまった後だと、コンセント類の追加には費用がかかります。

屋内配線と同時に依頼するより、コンセント類単体の方が費用としては高いです。 であれば、将来を見越してちょっとだけ多めに設置しておくと後々役に立ちます。

内容ごとに施工業者を分ける

電気工事では”内容ごとに施工業者を分ける”こともぜひ検討しておいてください。 オフィス(店舗)を新設するとして、電気工事の他にも内装工事なども。 1つの工務店に丸ごと任せるのも手ですが、結局は他の業者に下請けされます。

工務店から業者に、さらに別の業者にとつながるほどに”経費”が増すことに。 反対に、内容ごとに施工業者を分けて依頼すれば、不要な経費の節約ができます。 業者探しの手間は増えてしまいますが、1度探しておけば今後は依頼するだけです。

半年以上前から計画を進める

コンセントをつける程度は別にして、屋内配線までするには計画を立てる必要が。 オフィス(店舗)の規模にもよりますが、図面をもとに綿密な打ち合わせが欠かせません。 1,2度顔を合わせた程度、1日,2日で進められるほど気楽なものではないのです。

その為、屋内配線を依頼するのなら少なくとも3カ月前、できれば半年以上から進めたいところ。 また、業者によっては繁忙期に入っており、すぐに対応できないこともあります。 計画した段階からお問い合わせし、少しずつでも進めておくと希望通りに施工しやすいです。

7.電気工事の屋内配線は拡張性を意識して
 

今回は、オフィス(店舗)の電気工事の屋内配線について詳しくまとめてみました。 屋内配線はコンセントやスイッチ、照明設備などに関わる重要なもの。 業者選びからこだわって、少しでも思い通りになるよう進めるべきものです。

屋内配線を任せる業者選びのポイントは主に6つ。

  • 相見積もりを取る
  • 第一印象を大切にする
  • 営業所が近くにあるのか
  • 拡張性のある提案か
  • アフターフォローの範囲
  • ネット上の口コミはどうか

もっとも大切なのは複数社から”相見積もり”を取って比較すること。 料金設定やサービス内容、営業担当の対応などで業者のことがおよそ分かります。 ぜひ紹介したポイントを参考にして、信頼できる業者と納得できる屋内配線を実現してください。

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